The Whim Quartet
“The Whim Quartet 〜 きまぐれカルテット”とは
“The Whim Quartet 〜 きまぐれカルテット”は、パソコンで楽器をシミュレートするのではなく、“延々アドリブソロを取りまくるプレイヤー+バックバンド(気まぐれな4人組バンド)の”シミュレータです。まぁ、早い話が“アドリブ自動演奏プログラム”な訳ですが、ちゃんと楽器の種類やテンポ設定などでいろんな雰囲気を出したり、MIDI形式で保存したりもできますので、“自動作曲/自動演奏プログラム”と言うか“無限に新曲ばかり演奏するジュークボックス”みたいなものとしてお考えいただけます。
※ カルテット(4人編成)って、あれっ、6人(あるいはそれ以上)居ないかい!?……という話は置いておきましょう。(^_^;ゞ ヾ(-- )ぉぃ
※ 元々は、アドリブソロを取りまくるヤツ(だけ)のシミュレータ → 1人ぼっちではあまり可愛そう(アラが目立つ、とも言う)だからバックバンド(ベース/ドラムス/バッキング)を加えてやろう(この段階でカルテット) → ストリングスもあると華やかだしメロディーをハモるヤツがいてもいい(ここで既にクインテット以上) → 観客の拍手なんかも……(←いまここ)。
本ソフトの特徴は、@完全にリアルタイムに作曲していること――どれだけでも延長して(繰り返しではない)新しいメロディーで演奏できます、A曲のジャンル指定が無いこと――(良く言えば)幅広い曲想が可能です。演奏楽器/曲の長さ/テンポ/使用コード等の大まかな指定はできますので、スローなピアノソロとかロックバンド風とかの指定はできます(曲想は……何回か演奏させれば、思っていたのに近い曲ができることもあるかもしれません。(^_^; )、B総てSMF(Standard MIDI Files、フォーマット0)で保存可能――大抵のプレイヤーソフトで演奏できるファイル形式で、軽量なためWebPageのBGM等に使っても便利です、大きくはこの3つです。
本プログラムの自動作曲/自動演奏によって出力された曲の著作権は、操作したユーザにあるものとし、自由に使用することができます。
※ 本プログラムは、MIDI音源を使用して音を出します。ソフトMIDI音源でもかまいません。“演奏”部分は、MIDIの“GM1”(General MIDI System Level 1)相当で演奏できますので、ほぼ総ての音源で再生可能だと思います。“環境音”部分は、MIDIの内でも“GS”(Roland GS)モードで動作します。“GS”モードをサポートしていない音源の場合、設定通りの音が出ませんのでご了承ください。ちなみに、Windows標準添付の(ソフトウエア)音源である“Microsoft GS Wavetable Synth”は、名前の通り“GS”対応(本当か!?)ですので問題ありません。
※ 本プログラムは、“HSP: Hot Soup Processor / onion software”を用いて作成されています。
- まず適当なところに解凍して(この文章をご覧になっているということは、既に解凍されていると思いますが)、PCのボリュームを適当に設定してから、“!sample.bat”をダブルクリックなどして実行してください。何らかのジャンルを想定したプリセットファイルとともにプログラムが起動し、自動的に演奏が始まります。
- そのままでも自動的に繰り返し作曲/演奏されますが、[Play]ボタン(or [P]キー)を押すと、同じジャンルの別の曲を作曲/演奏し始めます。
- 次のジャンルに移行するには、[Q]キー(or ウインドウ右上の[x]、[Alt]+[F4]キー)を押してください。
- “wq.exe”を実行してください。[Play]ボタン(or [P]キー)を押してみてください。彼等の演奏は、1曲につき1分強(デフォルトで)なのですが、それが延々と続きます。しばらくお楽しみくださいませ。止めるときは[Stop](or [S]キー)です。
- ※ デフォルト状態では、非常に多種の楽器が自動でランダムに選択され、曲調などもかなり幅広く選択され得る設定になっています。あまりにまとまりがないとお思いの方は、次項の“プリセットを使うには”をご覧下さい。
- [prEsets]ボタン(or [E]キー)を押して添付されていたテキストファイル(拡張子が“.txt”で、“wq.txt”以外のもの)を読み込んでから演奏させると、色々設定が変わって面白いでしょう。
- サンプルとして、ジャズっぽい設定をお試しください。[prEsets]ボタン(or [E]キー)を押して、本ソフト同梱の“vjq_cd-MD.txt”(Vibraphone Jazz Quartet. どっかで聴いたな... (^_^;ゞ ヾ(-- )ぉぃ)を開き、[Play]ボタン(or [P]キー)を押して演奏させてみてください。いかがでしょうか。1曲終わった場合、あるいは曲の途中でも再度[Play]ボタン(or [P]キー)を押した場合、次々に新しい曲が再生されます。
- フォルクローレ(エレクトリック・バージョン!?)はいかがでしょうか。[prEsets]ボタン(or [E]キー)を押して、“folklore_el.txt”を読み込んでみてください。ピアノ曲“piano_solo_fast-2.txt”も毛色が変わっていて面白いでしょう。“rock-1.txt”あたりも良いかな。
- 他のプリセットも適宜お試しください。曲を終了させずにプリセットファイルを読み込んだ場合、設定がうまく変更されたりされなかったりしますので、再度[Play]ボタン(or [P]キー)で演奏を開始しなおすのが良いと思われます。
- ※ ここで掲げたプリセットファイルのサンプルは、前述の“!sample.bat”に含まれています。
- [Jump]ボタン(or [J]キー)を押すと、プログラムと同じフォルダにあるプリセットファイル(拡張子が“.txt”)をランダムに読み込んでくれます。読み込まれたファイルの名前は、タイトルバーに表示されます。気に入らない場合は、再度[Jump]ボタン(or [J]キー)を押してください。
- [Jump]ボタンの左にあるチェックボックス(or [K]キー)をOnにしておくと、新しく曲が始まる度にランダムにプリセットファイルを拾ってくるようになります。カレントフォルダにお気に入りのプリセットファイルだけを集めておけば、自分だけのジュークボックスにすることもできます。
- ちょっと感じが分かってきたら、“[v]Drums on”、“[_]Whim Dr.”、“[_]Bassman”、“[v]sTrings on”、“[_]Live! on”等のチェックをOn/Offしてみたり、各種のコンボボックス(一度クリックすると選択肢リストが出て選択できる)を変更してみてください。ドラムス、ベース、ストリングス、観客の歓声、その他様々な設定が変更されます(即効性がなく、8 or 2小節単位にしか効果が出ないものもあります)。各コントロールの詳細については後述します。
- 気に入ったら(気に入らなければ、最初の[Play]を押す辺りからどうぞ)、“[_]Midi file”をOnにしてしばらくお待ちください。曲が終わった段階で“[v]Midi file”がチェックされていると、演奏した曲のデータが“*.mid”ファイルとして保存されます(“[v]Midi file”をチェックした後だけでなく、遡って曲の最初からファイル化されます。逆に[Stop]で曲を途中で止めた場合は、そこまでのファイル化となります)。プログラムと同じフォルダにファイル名が“英数字8桁+.mid”の“9CVN5959.mid”のような名前のファイルができていることでしょう。このファイルは、今の演奏の録音で、Windows Media Playerなどでも演奏できます。
- 曲はデフォルト状態では1分強で終了してしまいますので、もっと長いのがお好みなら、“[_]Cont.”をOnにして曲を終わらないようにできます。十分聴いた所で、“[_]Cont.”をOff、“[_]Midi file”をOnにしてお待ちください。
- また、曲が終了した段階で総てデータが保存(この“終了”には、[Stop]ボタンや[f@de out]ボタンで強制的に終わらせた場合も含みます)されてしまうので、特に[Stop]で終了して曲データの保存が不要な場合には、“[_]Cont.”をOffにしてから操作してください。
- MIDI音源(GSモード)には、標準の音色として“環境音”がいくつか登録されています。本プログラムでは、“海辺/雨/雷/風/川の流れ/泡”の音を、自由に出させることができます。“癒し効果”があれば良いなと思って作った機能です。
- 画面左下の[On/off]ボタン(or [O]キー)を押してみてください。いかがですか。種類やボリュームを色々と変えてみてください。環境音を出している間も、通常の音楽演奏は可能です。終了する場合は、再度[On/off]ボタン(or [O]キー)を押すだけです。
- ※ この部分は、MIDIの内でも“GS”モードで動作します。“GS”モードをサポートしていない音源の場合、設定通りの音が出ませんのでご了承ください。ちなみに、Windows標準添付の(ソフトウエア)音源である“Microsoft GS Wavetable Synth”は、名前の通り“GS”対応(!?)ですので問題ありません。
- ※ ソフトを立ち上げてから最初にこの機能を使うときだけ、“GS Reset”(MIDI音源をGSモードになるようにリセットをかけます)が行われ、若干の時間を要します。曲の演奏中に行うと、テンポが崩れ、楽器の種類が変わってしまったりします。最初に[On/off]ボタンを押したときだけのことですので、気になる場合には演奏させる前に1回以上[On/off]ボタンを押しておいてください。
- レジストリは使いませんし、ファイルもカレントフォルダ以外に何も残しません。不要になった場合は、単純にフォルダ内のファイルを消すだけでOkです。
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